「陽路ちゃん!? ………過呼吸だわ。」
俺と同様、焦るおばさん。
陽路の様子を見て、おばさんは奥の部屋へと入っていった。
ってか、“過呼吸”って何?
何で今、陽路がそんなのになるんだよ…!
蒼兄だけじゃなく、陽路もいなくなっちゃうの?
陽路も死んじゃう?
そんなのイヤだ…。
「陽路…、俺を一人にしないで…。」
そうつぶやくと同時に、陽路の体を支える両手に、思わずぎゅっと力を込めていた。
陽路もいなくなるなんて考えられない。
独りを想像すると同時に、こらえていた涙がこぼれる。
……独りなんて、絶対イヤだ。

