君がいた日々


「……………蒼のバカ…。」


聞こえるか聞こえないかの小さな声で、陽路からつぶやかれた言葉…。

ホントにその通りだと思っていたら、急に陽路の呼吸が乱れ始めた。


「陽路…?」


呼びかけるとほぼ同時に、俺に凭れるようにして倒れてくる陽路。受けとめればそこに、苦しそうに浅い呼吸を繰り返す陽路が居た。


「陽路? 陽路!…陽路っ!!」


突然の急変と初めての状況、俺はただ戸惑うだけ。どうしたらいいのかわからず、名前を呼び続けることしかできなかった。