「あたしたちはこれからも一緒だよ。だから大丈夫。」
「これから何が起ころうと、何が変わろうと、俺たちの関係は変わんねぇだろ?」
「…うん。変なこと聞いてごめん。」
わかっていたのかもしれない。けど。
やっぱり言葉にしてほしくて、確証がほしくて。
くしゃくしゃと俺の頭を撫でる蒼兄と、俺の両頬を軽く摘んで引っ張る陽路に。
大好きな幼なじみの二人に。
“これからも一緒”
ただ、そう言ってほしかっただけ。
「来年も一緒に、またココに来ようね。」
「おう。約束。」
それだけでいい。
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