そんな俺たちを、また新たな花火の光が照らす。何色とはハッキリ表現しにくい光が、陽路の言う通りあっという間に散っていく。
沈黙が生じ、花火の音しか聞こえなくなった中、その沈黙を破ったのは蒼兄だった。
「なぁ涼夜、俺たちが初めて会った日とか知ってるか?」
また唐突に…。でもそんなこと。
「…知ってる訳ないじゃん。俺が気づいたときにはもう、蒼兄と陽路と一緒にいたんだよ。」
本当に気づいたときにはもう二人といたからなぁ。そんな俺の言葉を聞いていた陽路が、小さく笑って口を開いた。
「まぁ、初めて涼夜と会ったのは涼夜が生まれてすぐだし。知ってる方がおかしいでしょ。」
生まれてすぐ、か。
そんな長いつきあいだなんて、何か不思議な気持ちがする。

