少し高いところにある神社。その裏にあるスペースは、人も来ないし静かで。花火を見るには絶好の場所だ。
放置してある角材を適当に並べ、座るところとテーブル代わりのものをこしらえる。
やっと腰を落ち着けた頃、第一発目の花火が放たれた。
「うっわー。久しぶりに見ると超キレーだね。」
次々と放たれる花火に、一番感激しているのはやっぱり陽路だった。騒ぐ陽路を横目に、俺と蒼兄は買ってきたものをひたすら口に運ぶ。
「………花火の光って儚いね。」
でも、不意に陽路が発した言葉に、俺たちの手が止まった。そのまま、陽路の言葉に耳を傾ける。

