全てがキミだった



今でも変わらず、公平の事が好きだ。


再会して、改めてそう思った。


公平は、やっぱりキラキラ輝いていたから。


このボールを返せば、すべてが終わる。


今までの事は、わたしの中の大切な思い出の一つになる。


あの時、公平がこのボールを渡して、わたしとの微妙な関係を終わらせたのなら、


わたしも、このボールを公平に返して、この気持ちにけりをつけよう。



わたしは、真っ黒なボールを大切に紙袋に入れ、公平の元へ返す準備をした。