全てがキミだった



「昨日さ、公園にいたでしょ。男の人と」



――ドクンっ


11歳の妹から言われた事に、わたしは動揺を隠せなかった。


先程よりも、目の泳ぎが激しくなる。


「いた……ねー。
そういえば……」


何故こんなに焦るのだろう。


別に、隠すような事ではないのに――…


「なんかさ、久しぶりに見た気がする」


『なにを?』そう聞くように、わたしは梓を見た。


「亜美が、声出して笑ってるとこ」