全てがキミだった



わたし達のクラスの第一走者は、無難にサラリーマンの格好だった。


過激な格好でなかった事に、走った本人は胸を撫で下ろしているようだった。


次は、ヤンキー。

短ランに、リーゼント。


その次は、暴走族。

真っ赤な特攻服。


さらに次は、看護師。

生足のセクシーな、ミニスカ。


走者が進むにつれて、徐々に仮装が過激になっていった。


それを見守るだけの女子のテンションは、最高潮だ。


わたしの隣に座る香織なんて、お腹がよじれるほど爆笑していた。




そして――。

いよいよ、公平の番。


何故か、妙に緊張してくる。