ばらまかれたクスリ



「はぁ!?何寝ぼけてるの!?」



「宇宙人がばらまいたクスリだってば!」



「宇宙人?夢を見てたんじゃないの?」



……。



へ?



夢……?



「まぁ、とにかく早く準備しなよ」




そう言い残して部屋を出た姉貴。



あぁ、夢なのか。



オレは頭の中が空っぽのまま、とりあえず学校に行くための準備のためリビングに行った。



リビングのテレビは何故か“めざ〇しテレビ”ではなく“手話ニュース”だった。



画面の端で手を動かす女性。



夢の中のジェスチャーを思い出した。