あ~、そういうことか。 ふむふむ、ナルホド。 1人納得して、首を縦に振っていると“キーンコーンカーンコーン”とチャイムが鳴る。 なんとか出席の確認(だけ)を終わらせた大西は何かを達成したような爽やかな顔で笑っている。 キッモー。他のこと出来てねぇじゃん。 大西は、“じゃ”と言うように右手を上げて歯を出し、教室を出て行った。 キッモー。つーか、黒板いっぱいに書かれた男子の名前消していけよ。 なんか恥ずかしいじゃん! なんか悪いことしたみたいじゃん!