どいてあげようと、蛇口をひねって水を出し、両手いっぱいに水をためて一気に口の中に入れた。 ぐじゅぐしゅと口の中をキレイにした後、ぺっと歯磨き粉が混じった水を吐き出す。 近くにあったタオルで口元を拭いて、洗面所に背を向けた。 すると、いきなり右肩に手を置かれて、女にしか出せない高い声が耳に響いた。 「ジュンヤ、グッドモーニング!!」 な、なんだ!?朝からテンション高いな。 “!”が2個も並んでるぞ。