そして彼は、その足で 幾霽相を生きたと伝えられる、八匹の妖狐を訪ねた。 彼は言った。 貴方々の力を頂きたい。 この身に八の妖力を貯え、消えた想い人に、もう一度会いたい、と。 すると妖狐達は言った。 貴様は妖怪として、あるまじき罪を犯している。 人間に恋をする事が、許される筈も無し、と。 その後も、彼は必死に頼み続けた。 どんなに、愚かだうつけだと罵られようとも、彼は頭を上げなかった。 そして妖狐達は、彼に一つの条件を出した。