「俺の死んだ仲間の魂が、俺を守っているから…だ。」 五穂はまた分からず、仕方なく下をうつ向いた。 そして炎尾は、もどかしさを覚え始めた五穂に、もう一度聞いた。 「五穂、俺は一体何者なのか、知りたくは…ないか?」 五穂は、また、ゆっくりと、頷いた。