「この面は、俺達が“人の姿”で在るための道具…だ。」




五穂には、意味が分からなかった。







炎尾は、また聞く。



「五穂、何故俺の周りに、何処からともなく青火が灯るのか、知りたくはないか?」



五穂はまた、ゆっくり頷いた。