狐面の主人



「っ………っ!?」


籠に入った五穂は目を疑った。

外から見れば、何の変わりも無い、普通の籠。



だが中に入ると、二部屋分はあろうという、だだっ広い座敷が広がっていたのだった。






「お互いを知るのも大切だ…。

そこに座れ。」


炎尾が指差した先には、あらかじめ用意されていた、二枚の座布団があった。