狐面の主人








「……被り慣れぬ面では、前がよく見えませぬか?

…私めには…これを嫁入り道具にと頂くのは、あまりに勿体のう御座います。」



柵の隙間から、面を差し出し、男に渡す。

途端、男は固まった。













「………やはり、変わらぬな……五穂…。」