狐面の主人






「…妙だ…。

…俺は…人を捜すために来たが…

お前は…彼女によく似ている…気がする…。」




五穂は、目を丸くした。
けれど、衝撃は受けなかった。

むしろ、その胸に抱いていた、狐の能面を、嬉しそうに男に差し出したのだ。



そして、五穂は男に言った。