不器用な前奏曲

「どこで誰にコクられてたのよ?
てゆーか、怒られてたの間違いじゃないの?」

「多分1コ下の子じゃないかなぁ…」

「年下!?
なんで年下って分かったのよ。」

「だって翔吾先輩って呼んでたし。」

「あいつ、サークルとか入ってたっけ…?」

「なんだっけ…?
あー!!確かテニスじゃなかったか?」

「かも。」

「んじゃサークル終わった後だったんだな。更衣室のそばの人気があんまないとこだった。」

「なんでそんなとこに悠夜がいたのよ?」

「あの辺の桜が綺麗だったから気になって見に行っただけ。
昨日一曲仕上げたからなー。たまに息抜きしないと。」

「ふーん。」


相変わらずピアノの練習量多いもんね、悠夜。
てかまたコンクールあるんだっけ?
よく頑張るなー…。

ってあたしのバカ!!
今は悠夜のピアノの練習量に感心してる場合じゃないでしょ!?

翔吾がコクられたなんて…
絶対絶対許せないっ!!