不器用な前奏曲

でも…本当は…

翔吾に伝えなきゃいけないこと…いっぱいあった。

悠夜にフラれた雨の日。

あたしの涙を救ってくれたのは翔吾だった。

悠夜のことが吹っ切れないあたしを

そばでずっと気にかけてくれたのも翔吾だったよ。



今まで…翔吾がそばにいるのが当たり前すぎた。

その優しさがあるのが当たり前になってた。

今すぐにだって消えちゃう可能性もあったのに…。

それが『今』なのに…。



だから今…

あたしから言わなくちゃ…