不器用な前奏曲

「美咲。こんなところで何してるんだ?」

「美咲…?顔色悪いわ。大丈夫?」

「雅樹…理子…。」


親友たちの顔を見たら、なぜだか心のどこかで安心してしまって、あたしの涙腺はいとも簡単に崩壊した。


人目もはばからず、わんわん泣いた。

雅樹が頭をぽんぽんと撫でてくれて、理子がずーっと背中をさすってくれた。

あたしが泣き止むまで、30分くらい経ってたみたい。