「とどめを刺さなかったわけじゃない。始めから殺す気がなかっただけだ。」 ジンがそう言うとマールも笑顔で相づちをうつ。 「ここにいる皆も連れていってくれるのか?」 ウリアはまだ開いていないカプセルを見る。 「それ聞かなきゃ分からないか?」 そう笑って言ったジンの手をウリアは強く握り返した。 「「パチパチパチ」」