「晴日っ!!」 あたしは声のする方を見れなかった。 振り返りたくなかった。 多分、顔は痣だらけ、服はボロボロ。 「晴日…。」 圭はあたしの姿を見て唖然とした。 あたしはリンチされた。 服を脱がされている途中、抵抗したら男が殴りだした。 そして圭の声が遠くから聞こえだしたら男は消えた。 「………。」 何もしゃべらないあたしを圭はゆっくり抱きしめた。