「証言を聞いて、共犯者がいれば可能なトリックだと考えた。そうしたら横倉に出会った」
「あの夢の話を聞いて、2人につながりがあるって考えたわけ?」
達郎はうなずいた。
横倉にしてみれば、あの証言は捜査の撹乱を狙ったもりだっただろうに。
逆にそれが命取りになろうとは。
しかし被害者の愛人と遊び相手がつながってるなんてことを、よくもまぁ考えついたもんだ。
「…ねぇ、達郎はあの話どう思う?」
あたしは声をひそめて言った。
「吉原しのぶが見たっていう夢の話か?」
あたしはうなずいた。
「横倉はなんて言ってる?」
「あの話は事実だって言ってるわ」
実際にあの夢を持ち出して、プロポーズを断ったにも関わらず、しのぶは東と付き合いはじめた。
『ふざけた女だ』
そこではじめて殺意が芽生えたと横倉は証言している。
「ということは東にあんな証言させたのも横倉の入れ知恵か」
「はじめは捜査の撹乱を狙ったらしいけど…」
「あの夢の話を聞いて、2人につながりがあるって考えたわけ?」
達郎はうなずいた。
横倉にしてみれば、あの証言は捜査の撹乱を狙ったもりだっただろうに。
逆にそれが命取りになろうとは。
しかし被害者の愛人と遊び相手がつながってるなんてことを、よくもまぁ考えついたもんだ。
「…ねぇ、達郎はあの話どう思う?」
あたしは声をひそめて言った。
「吉原しのぶが見たっていう夢の話か?」
あたしはうなずいた。
「横倉はなんて言ってる?」
「あの話は事実だって言ってるわ」
実際にあの夢を持ち出して、プロポーズを断ったにも関わらず、しのぶは東と付き合いはじめた。
『ふざけた女だ』
そこではじめて殺意が芽生えたと横倉は証言している。
「ということは東にあんな証言させたのも横倉の入れ知恵か」
「はじめは捜査の撹乱を狙ったらしいけど…」