「翔・・・」



翔がいた。



「優子、久しぶり。」



「な、何で翔がここに!?」



「もう大丈夫だろ??俺がいてもさ。優子にはちゃんと好きな人ができたんだから。」



翔はそう言って、私の頭を撫でた。



10年ぶりだ。


この温もり。