「優子… しばらくお別れだけど、 泣くなよ??」 「優子、そんなに泣き虫じゃないもん!!」 「そうか…!!」 兄はニコっと笑って私の頭をなでた。 「じゃあ…俺、行くな??」 兄は抱えきれないほどの荷物を持ち、 タクシーに乗る。 「お兄ちゃんっ…!! ばいばぁぁぁい!!」 私は思いっきり叫んだ。 「絶対会いに来てね!!翔兄ちゃん!!!!!」 …え?? 翔…兄ちゃん??