「藍紗やっぱいいよ!! なんか遅刻だし… 私のせいでもっと遅くなったらやばいし…。」 「いいよぉ~別に。 いつももっと遅いしね??……ってほら。ついた。ここだよ職員室。」 「ありがとう!!」 「じゃああたし行くわ。ばいび~。」 藍紗は手をヒラヒラさせて、教室とは反対の方向へ歩き出した。 おぉい!! 教室行かんのかいっ!! 「井ノ原さん??」 後ろから声がして振り向く。 20代後半くらいの女の人だった。 先生かな??