鴨居はぼうっとガラス張りの廊下から、中庭を見つめる。 すると―― 「おっス、カモ。」 「痛っ!!」 『ビシッ』と何の前触れもなく鴨居の頭頂部にチョップをお見舞いしながら杉宮は現れた。 「杉宮先輩……」 鴨居の不安そうな淋しそうな表情。 それを見て杉宮は鴨居を外に連れ出した。 「ちょっ…杉宮先輩。どこ行くんスか?俺すぐに次の講義があるんですけど……」 「いいから。黙ってついてこい。」 グイッと鴨居の手を引っ張る杉宮。 鴨居は観念して杉宮の後に続いていくことにした。