「そういうことか」

「ねぇユウキ、一つ質問」

「なに?」

「未来人ってのは、ウソ?」


ユウキは少しの間黙って

そして口を開いた


「俺は未来から来た。君の未来から、君のこれから行くべき未来の場所から……」


天国?

地獄?


そんなのありもしないのに……


「俺は黄泉の国から迎えに来た使いだよ」

「死に神じゃないの?」

「死に神は死に導く者だから違う。俺の仕事は死亡リストに載ってしまってこの地をさまよう霊魂を探して迎えに来ることだ」


それが、あなたの来た理由……