「はーあ、俺、プラネタリウムの清掃のバイトもあるし、夏祭りの屋台の手伝いもあるし、助っ人してるし、何も夏祭り満喫してないや……あーもー!青春をくれよー!姫さんの片乳貸してよ尚志!」


「なっ……!?」


「早苗っ! バカ!」


もう、そんな可愛い顔でなんてことを……。女顔だけに、発言が男の子過ぎてガッカリ感も尋常じゃない。


「ねっ?お願い姫さん!左側だけ俺に……」


「もう止めれやぁ!叩くよ!そろそろ俺叩くからね!」


早苗ちゃんが手をパフパフと動かす仕種を、ナオちゃんが言いながらピシャっと叩いた。


「だいたい、姫さんはなぁ……乳ばかりじゃない、うなじも最高なんだぞ!」


「なにぃ!う……うなじ、だ、と……?」


……この、可愛いオジサン達を何とかしてください。こんなやり取りですら萌えてしまう病なんですから。