ナオちゃんは、次に手の力と裏腹の優しく甘いキスをする。
これまで『キス』だと思ってた、秋斗の強引で奪うようなあれ。
あんな気分の良くない行為なんて嘘だったみたいに、何度も口づける熱く優しい唇と私の口の中の全てを撫でるように動く舌。
なんて、優しいキスなんだろう。
「姫さん……大丈夫?」
独特のきゅうんとくるあの声が掠れて色っぽい。その掠れた音は、優しさを増幅させる魔力を秘めていた。
10歳も年下なのに……どうしてそんな、私の知らないキスを、ナオちゃんは知っているんだろう。
気になる。ナオちゃんがどんな子なのか、もっともっと知りたくなってしまう。
この普段は子犬で、今は狼さんなナオちゃんに
、私は『恋』しちゃっていいのでしょうか?
「あ、姫さん!コンドウさん、ちゃんと付けるからちょっと待っててね!」
ムード台なしな発言は、やっぱお子様でため息ついちゃうけどね。
これまで『キス』だと思ってた、秋斗の強引で奪うようなあれ。
あんな気分の良くない行為なんて嘘だったみたいに、何度も口づける熱く優しい唇と私の口の中の全てを撫でるように動く舌。
なんて、優しいキスなんだろう。
「姫さん……大丈夫?」
独特のきゅうんとくるあの声が掠れて色っぽい。その掠れた音は、優しさを増幅させる魔力を秘めていた。
10歳も年下なのに……どうしてそんな、私の知らないキスを、ナオちゃんは知っているんだろう。
気になる。ナオちゃんがどんな子なのか、もっともっと知りたくなってしまう。
この普段は子犬で、今は狼さんなナオちゃんに
、私は『恋』しちゃっていいのでしょうか?
「あ、姫さん!コンドウさん、ちゃんと付けるからちょっと待っててね!」
ムード台なしな発言は、やっぱお子様でため息ついちゃうけどね。