「なあ夢。そんなに藤がいいのか?」 「うん」 当たり前だよ。 藤くんが悪かったら私の王子様はどこにもいないよ。 一番はやっぱり藤くんだよ。 藤くん……今日一緒に帰っても大丈夫かな。 私……我慢出来るかな? 今のテンションだと抱きついちゃいそう。 うー。 我慢の練習しなきゃ。 「夢の王子様は絶対藤?」 「絶対絶対、藤くんだよ」 しつこい翔ちゃんにはっきり言う。 少し困ったように頭を抱えて考える人のポーズみたいのをしていた。 やっぱり変だ。 翔ちゃんの将来心配だなあ。