ひやっと一瞬血の気が引いたのがわかった。 「おまっ。何でそのこと」 「藤のことなら何でもお見通しー。 って言うのは冗談で、あの人俺の知り合い。 実は藤とのこと聞いてたんだよ」 冗談口調だった草汰の顔が真顔に変わった。 多分、全部知ってるんだ。 「口止めされてたから、知らないふりしてた。 ごめん」 珍しく本気の顔なのとか知られていた驚きとかで頭の中の整理が追いつかない。 でも草汰には隠されてたというからといって怒りはわかなかった。