「あいつが、おまえらに何したよ。怪我でもさせられたのか?
恥ずかしい思いでもさせられたのか?
ありもしない噂ばっか流して、あいつの言葉を聞こうともしない。
おまえらが、あいつの立場に立ったらどうする?
学校来れんのかよ。
夜も寝ずに、ダチに毎日手紙書けるか?信じてもらえる日が来るって信じて、毎日頑張れんのかよ!」
彼の言葉が――。
一言一言が、あたしの心の傷を癒していく。
気づいてたんだね。
あたしが毎晩寝ずに真由に手紙を書いていたって。
そうだよね、こいつが一番あたしの傍にいてくれたんだもんね。
席が離れたって、あたしの事を気にかけてくれてたんだ。
それだけで、心が満たされていく。
「でもっ!」
三人組の一人が、震える声を抑えて彼に反論した。
「莉奈は、真由を裏切った」



