真夜中の太陽


『ごめんなさい……。ごめんなさい……永ちゃん……』



どうしてもっと早く解放できなかったんだろう。

柚羽さんがあれからどうなったのか、あたしは知らない。

助かったのか…命を落としてしまったのか……。


そして、あたしたちは……?



『柚羽さんのところに行ってあげて』



あたしがそう言うと、永ちゃんは悲しそうな顔のまま首を横に振った。



『彼女に俺の姿はもう見えない』

『……えっ?』

『結局俺は、生命力が弱かったのかな』



その言葉で、永ちゃんの死を知る。

それじゃ……あたしも?



『かんな。おまえはまだ、生きている。

救われた命を大切にするんだ。もう二度と……自分を傷つけるようなことはするな』