真夜中の太陽


『……オレ、かんなのこと好きだから……。ずっとそばにいてくれないか?』

永ちゃん。

あたしは、永ちゃんがそう言ってくれるずいぶん前から、永ちゃんを好きだったんだよ。



『ごめん……、別れよう』

別れを告げられても、あたしはそれが永ちゃんの本心なんかじゃないってうぬぼれていたんだ。

一時の気の迷いであって、きっといつか、あたしの元に戻ってくるって。






「……あんたも取り返しのつかないことをしたね」



冷たい塀の中。

罪を犯した人間がひしめき合う。

あたしと同じように、愛する男を手にかけてしまったヤツもいた。



「オトコに人生狂わされてどうすんだ?」

「……狂わせたのはあたしの方だよ」