「姉さんが!?」

「うん。バスタオル姿で。永輝もシャツが肌蹴ていてさ…」



ショックを通り越して思考回路が壊れてしまったのか、あたしは笑っていた。



「あたし、思いっきり邪魔しちゃったわよ。二人とも胸にキスマークなんかつけてんの。もう、それはそれはビックリで……」

「そんな、まさか…」



おどけながら笑い飛ばすあたしとは対称的に、遼太郎くんは深刻そうな顔をしている。



「もーやだっっ!」



あたしは笑って遼太郎くんの肩をバシバシと叩く。



「そんな深刻そうな顔しないでよっ。あたし、もう平気だしね!」

「……柚羽さん、バカ?」