これならいける!! ベンチからも「打てー!!」という声が上がる。 1番の先輩は大きく頷き、バットを構える。 今はツーストライク。 あと1回ストライクだとアウトだが、 この調子なら先輩は打ってくれるだろう。 しかし、相手ピッチャーは余裕な笑みを見せていた。 そして3球目を投げる。 「うおぉ!!」 先輩が勢いよくバットを振る。