後3年、、、

終わって、店を出た後もそれだけが引っかかって、ぼんやり大翔の後ろをついて歩いていた。

1年ちょっと以上彼氏と続いたこともないのに。

「こら、信号赤だよ」

突然大翔に手首を引っ張られた。

「、、!?、、、あぁ、、、ごめん」

信号と大翔を順番に見る。
すぐ側を車が通り過ぎていった。

「、、、宣言したから、このままつないじゃお」

手首にあった大翔の手が私の手の指に絡む。


、、、うわぁ、、、

ちょっ、なんか、恥ずかしい。
変な汗出た。

「、、、、、手、汗かいてるかも」

「、、、俺もだから平気」


好きになったらすぐ告白して、いつの間にかお互いの家を行き来して、すぐに緊張感なんてなくなっちゃう私だけど、こんなにドキドキしたのいつ振りだろう。

そんなに熱くもないのに、顔がホコホコした。