ただでさえ腐れ縁なのに。 バイト先まで一緒になるとは……。 いったい、アイツとの縁はいつになったら切れるんだろう。 このまま就職先も一緒になりそうだぞ。 「あれ、斉藤くん。名札ついてないぞ」 「あ……」 元気な新人を採用したことで機嫌のいい店長に指摘され、俺は名札を取りに更衣室へと向かった。 「あ、斉藤くん」 休憩室の奥にある更衣室のドアを開けようとしたとき、女子更衣室から出てきた杉浦さんと鉢合わせする。 「お疲れさまでした。……あの、こないだは卵焼きありがとうございました」