……こういうところ、誰に似たんだろう。 ……優菜じゃないことは確かだ。 じゃあやっぱり……“あの人”だな。 軽く溜息をついた俺の隣で、奈緒ちゃんは窓の外をじっと眺めている。 「……火事……かなぁ。さっきから消防車とか救急車とか、多くない?」 「え? あぁ……そういえば……」 間近に迫った大きな交差点。 そこをさっきから、サイレンを鳴らしながら消防車と救急車が何台も通り過ぎて行くのが見えた。 「………うち……じゃないよね?」 「え……っ?」