「どーする?こいつ」


麗子さんに蹴りをくらった若造を上から見おろしてトモさんが頭をかく


「置いて帰るのもかわいそうだな…じゃ、ボクんち連れて帰ろかなっ!」


タカシくんが、ふんっと言って地面に横たわった彼をヒョイと担ぎ上げる


おぉ~さすが、色白だけど、筋肉隆々だし見た目通り体力はあるんだね


「そっちの彼女も…うち…来る?」


コーイチたちに取り残された女の子をタカシくんがやらしい目で見た(…ように見えた)


「結構ですぅ~」


苦笑いしながら彼女たち居酒屋前を去っていく