●罰ゲームの会●

「じゃあ、オレが上手い事、丸くおさめてやるよ」


「トモ…マジかよ。どうやって…」


「その代わり、お前はギター弾き続けろよ」


ミタカさんの表情が困惑の色に変わる


それは、…迷い?


「だから辞めるって…」


ミタカさんの言葉を遮るように、トモさんが続けた


「たまに帰って来た時でいーからさ。オレにお前の演奏聞かせてくれよ」


「…あぁ。そうだな」


ミタカさんはトモさんから視線を外し、微かに笑った