「派手な子はタイプじゃないよ…一途でかわいらしくて、浮気しなさそーな子が好きかな」


そこまで言うと、華が顔をしかめる


「私と全く正反対じゃない、そーなんだ?彼、見た目とタイプがエラい違いね」


「まぁ…オレも正確にはよく知らないけど、元カノがそういうタイプだった


すごく一途な人だったんだけど、兄貴の煮え切らない態度に愛想つかしたつーか…


あ、浮気しなさそーなとか言ったけど、最後には他のオトコに走ったんだった」


ミタカさんの方をチラッと見て、彗くんはイタズラっぽく歯を見せて笑う