電車のドアが 閉まり少し走りだしたころ。 「あの・・・ おはようございます この前は・・・・」 多分生まれて 初めてっていうくらいの 勇気をもって。 手が震えているのが 自分でも わかりました。 冬の朝は寒いはずなのに 自分だけすごく暑いのが わかりました。 彼は一瞬、 迷った顔をしましたが すぐに私に気づいて くれました。