公衆の面前でこんな情けねぇ試合すんなんて屈辱的だ。っていうか、あんな奴にリードされっぱなしの自分がムカつく…。 俺が今までやってきたのは何だったっていうんだよ! 「ゲームセット!!ウォンバイ江北中、里中!」 審判の、試合の終わりを告げる声が、無情にも青すぎる空に響いていった。 俺の、中学デビュー戦が終わった。 つーか、いてぇ…。 身体も、心も、すっげーいてぇ。