「…!?ど、どうしたの?」 「…少しだけこのままじゃダメですか?」 俺の突然の行動に驚いていた大崎先輩だけど、そう尋ねるとゆっくりと頷き、頭と背中をポンポンとしてくれた。 それだけで、先輩の優しさが伝わってくる。今日のイヤなことも、今までイヤがってたことも、別にたいしたことじゃないって思えた。 そして何より、先輩が好きって言ってくれたから。俺も自分の髪を好きになれると思えた。 「綺麗な髪だよ。もっと自信持って。」 先輩の言葉一つ一つが、心にしみこむ。