<短編集>僕らが君を好きな理由【更新停滞中】


「あはは。やっぱ覚えてないか。あたし、テニス部マネの大崎陽路。一応、見学者にも自己紹介はしたんだけどねえ。」


あー…。言われてみれば、さっきも部活で見たかもしれない。自分の周囲への関心の無さに、少し呆れてしまった。

でも、それより気になるのは。


「あれだけ新入部員も見学者もいるのに、よく俺なんか覚えてますね。」


素直にそう思う。
実力もあり、すぐに入部した渡部や深谷とは違い、俺なんかまだ入部してもないし見学だけだ。

マネージャーに覚えられるようなことなんて、別にやらかしてないはずなのに。