クラスにいるのが馴染めず、ツラいこと。 去年の大崎先輩と同じように劣等感を感じること。 できあがっているグループに絡みづらいこと。 思いついた限りのグチを大崎先輩にこぼした。大崎先輩は、時折相づちを打ちながらじっと聞いてくれた。 「じゃあ今日のサボリは、逃げてきたってワケだ?」 「…………はい。」 見透かされた今日の事実を肯定すると、かすかに気まずい雰囲気が漂う。でも大崎先輩がふっと苦笑いをこぼし、「マジで、去年のあたしみたい。」とつぶやくと、また雰囲気が変わった。