「でも、相談したり愚痴を聞いてくれる人なんていない。だからそれなら、自分でアクションおこさなきゃ〜って思って、わざわざ人気な男テニマネになったワケよ。」
“自分でアクション”か…。
やっぱり先輩と俺は似てなんかいない。俺は自分から行動なんてできないから。
それに、確かに人と関わりを持てるけど、わざわざ女子からの人気が高い男テニのマネを選ぶなんて、変わってるとしか言いようがない。女子の先輩からの嫌がらせとか、あっただろうに。
だけど……。
「大崎先輩はスゴいですね。俺には真似できないです。」
俺のつぶやきが、青い空に消えていった。

