「違います。ただ、よく俺みたいな奴のこと覚えてるなって…。」 「えー?そんなの当たり前じゃない。“俺みたいな奴”って言うけど、深谷君ほどのゲームする新入生、印象に残らないワケないでしょー。」 大崎先輩の言葉に呆気にとられる俺。この人は俺を、ちゃんと見てくれてたんだ。 「…ってか、とりあえず座ろうよ。」 「はい。」 大崎先輩に言われ、未だにドアの前で立ったまま話していたことに気づく。壁を背に、二人並んで腰を下ろした。